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New York(2005年9月22日〜2005年9月26日)
1.思い
実はNY旅行は一度出発寸前まで行ったことがある。忘れもしない9.11のあの事件の直前だ。出発の2日前だかにあの事件が起きて、旅行は中止になった。あのときはガラパゴス旅行の帰りにちょっと寄る予定だったが、いろいろプランを考えているうちにガラパゴスとどっちがメインかわからなくなったものだ。

ジム・ジャームッシュの描くクールなNYもいい。もちろんウェイン・ウォンの「スモーク」大好きだ。あそこまでディープな世界には旅行程度じゃなかなか達することができないけどすごく憧れる。世界中でどこでも好きなところに住ませてやるって言われたら間違いなくNYを選ぶ(アラスカではない)。

もちろんここにはそれ以外にも芸術関係の超一流がそろってる。1週間程度の休みはもっと行きづらいところに充てないといけないため、NYに準備できるのは入出国ベースで5日間が限度、だが現地2日ではとうてい見切れない。今回は演劇関係と絵画に絞った。風景はばっさり切り捨てた。結果としてまずまず良い旅ができたと思う。

NYには思い入れが強い。だから普段書かない気持ちなんかも語ってしまう。
そして、もちろんまた行く。
2.行程
9月22日(木) 成田→NY 到着後METにてオペラ「ラ・ボエーム」
9月23日(金) ・A.M.11:00〜ニューヨーク・フィル
         指揮:ロリン・マゼール ピアノ:LANG LANG
         ショパン ピアノ協奏曲第1番
         マーラー 交響曲第1番
        ・午後 フリック・コレクション
        ・P.M.8:00〜 ミュージカル「プロデューサーズ」 
9月24日(土) ・午前〜午後にかけて、メトロポリタン美術館
        ・P.M.4:00〜 ブルーマン・グループ「チューブス」
        ・P.M.8:00〜 ミュージカル「オペラ座の怪人」
9月25日(日)−26日(月) 帰国

マジェスティック劇場付近
3.興行モノ
○さらっと所感 
(1) オペラ「ラ・ボエーム」
何にでも具体的なアメリカ。まず驚いたのはセットの緻密さ。豪華というと趣味が悪いニュアンスがでるのであえて緻密。雪の風景などは感動モノ。また第2幕のパリのカフェのシーンではものすごい数の人が舞台に現れ(数百人単位らしい)それが見事に統制されている。なんでもない一人一人の動きもおろそかにされていない。ウィーンで見たときに比べると凝縮感には負けるが、スケール感や迫力は圧倒的。席もあわただしくネットでチケットおさえたときにはそこまでの実感は無かったのだが、位置的にもベスト。飛行機の到着が遅れたら間に合うかどうか微妙だったのだが、この日は基本的についてたんだろうなぁ。ちなみにこの作品ミュージカル「レント」のモデルになった作品。もっといろんなものを見たい。

(2) ニューヨーク・フィル
ロリン・マゼールだもんねぇ。クラシックにはそれほど詳しくない僕でも知ってる巨匠だもんねぇ。とかいいつつ、心を捉えたのはピアニストのLANG LANG の方。中国瀋陽生まれでアメリカ育ちの中国人でぱっと見はなんかレベルの低そうなアジア人って感じなのだが、これが演奏を始めると大変にエモーショルで、中国人にありがちという攻撃的なところも無く、ショパンのイメージをしっかり表現してたのでは無いか。すっかり引き込まれしまった。マーラーを交響曲をコンサートで聞けたのは初めてで、しかもマゼール。贅沢です。しかしLang Langに限らずニューヨークフィルの奏者にも東洋人が多い。がんばれアジア!

(3) ミュージカル「プロデューサーズ」セント・ジェームス劇場
トニー賞12部門受賞なら、悪いはずも無かろうとかなり安直に決めた一本。内容もブロードウェイのショー業界が舞台で、まさにブロードウェイ。コメディでぶっとばしながら、踊りはもちろん一流だし、小ネタは満載で笑わせる笑わせる。劇中でヒトラーをパロった作品をやっちゃうのだが、またこれが念の入ったパロディ具合。最後があっけなかったのがちょっと物足りなかったけど、舞台の凝縮感はすごい。まさに濃ゆ〜い一本。ただ、はっきり言って英語力が無いときつい。周りが笑ってるのに取り残されること多々あり。

(4) ブルーマン・グループ「チューブス」 アスター・プレーズ・シアター
オフ・ブロードウェイでロングランを続けてる作品。「レント」を見ようかとも思ったのだが、「ラ・ボエーム」を見ていたこともあり、次回に回す事にした。それに、僕の趣味を知ってる人なら、むしろこっちの方がツボだってことわかってもらえるだろう。日本人的にはセリフがほとんど無いので助かる。全身をブルーで塗り固めた3人が客席も随所で巻き込みながらネタをやっていくのだが、前列の方はふりかかるペンキを避けるための雨ガッパが配られてるし、何故か紙テープが全員に配られる。舞台も暗くってかなりアングラなノリなのだが、この3人の間がとてもいい。三人で無言で見詰め合うだけで笑える。場面場面で客をランダム選んで舞台にあげるのだが、かなりきわどいことをさせながら破綻させずにまとめていく。最後はもう無茶苦茶。これが10年以上もロングランを続けてると言うのもある意味すごい。NYに住んでたら絶対こっち方面に流れていっちゃうだろうなぁ。

(5) ミュージカル「オペラ座の怪人」マジェスティック劇場
いろいろ考えたのだが、やっぱり一本定番モノを見ておくことにした。ディズニーものが好きではないので、そうするとやっぱりこれ。しかしかれこれ15年以上のロングランなのに、未だにすごい人気。チケットが取れないことは無かったのだが、日本のネットで調べた段階で、「レント」や「プロデューサーズ」よりも良い席が無かった。とりあえず土曜日の予定は現地で決めることにして、劇場のボックス・オフィスに出向いて確認したら、中央付近のまぁまぁ良い席があったので、そこで即決。
最初は劇場も大きいし、「プロデューサーズ」を見た後だと、ちょっと舞台が大きい感じ。もちろんセットは豪華。踊りはともかくヴォーカルがオペラ的にすごいのと、曲がいい。日本を見てないけど、シャンデリア落ちとか地下シーンなど、やっぱり舞台装置はこっちの方がすごいのかな?後半にかけての盛り上げはまさに圧倒的で、なるほどロングランを続ける真髄はここにあるかと納得。ラストシーンの仮面だけが残るシーンは良かったねぇ。最後は総立ちでスタンディング・オベーション、こりゃまだまだ続くね。
ただ、定番中の定番のせいか、客のレベルは低い。上演中なのにそこかしこで話声が聞こえる。それにストーカー怪人を始めとして、クリスティーヌ、ラウルともなんかキャラ的に好きになれなかった。
UNITED STATES OF AMERICA
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