1.雲間から
シアトルを発った飛行機は順調に飛行を続けた。

約4時間後、飛行機は次第に高度を下げ、雲間に埋もれていった。
シアトルはそれなりに晴れていたのだが、ここは厚い雲がかかっている。

機体はそれほど揺れるでもない、だがこの雲の分厚さときたらただ事じゃない。しばらく雲中の飛行が続いた。が、突然それは途切れた。
 
「?」

雲の一部が切れそこから海面がのぞいていた。だがその海面の色は青でも黒でもなかった。白い斑点状のものが一面広がっていた。

「くらげの集団?」

それは一瞬ほんとうにそう見えた。だがすぐわかった。白く見えていたのは氷の群れ。吹雪の中に氷の世界が広がっていた。そうここはもう極寒の世界なのだ。


2.アンカレッジにて

アンカレッジ国際空港は雪の中にうもれたかのような空港だ。ここでフェファバンクス行きの飛行機を待つ。外は大雪。ちょっと外に出てみたが、何も無い。ただ雪だけが降り続いている。

フェアバンクス行きの飛行機に乗り込み離陸を待っていると、飛行機周辺で大きな音をたてて作業をしている。どうも雪落としをしているらしい。さすが雪国は豪快だ。赤みを帯びた薬液が消防車みたいなスプレー車から機体にむかって強烈に吹き付けられる。機体は完全に薬液まみれだ。これもアメリカ式か?

このぐらいの雪なら全く問題は無い。マイナス40度ぐらいでも平気で飛ぶそうだ。雪なぞ雨と変わらないようだ。雪国の壮絶さを見せ付けられて、僕はただ絶句していた。

 

4.マウント・クリーク・オーロラ・ロッジ
ロッジは昔、鉱山か何かの従業員寮だったものを移築してできたものだそうだ。おかげでかなり年代モノっぽい外観だ。

ロッジでは中年のおばさん2人が迎えてくれた。気さくで感じのいい人たちだ。これだけでほっとできる。

宿泊客はそれほど多くは無い。アメリカ人の家族連れが一組にあとは日本人4組。3組までは一人旅だ。

食事は日本に比べると大味ではあるが、悪く無い。夕食を済ませ。しばしロッジ内でくつろぐ。ロッジについてほっとしたのか、うっかりすると眠ってしまいそうだ。

雪のアンカレッジ国際空港。見た目ほど寒くは無い

かつては重要な経由基地だった

3.最初のロッジへ
フェアバンクスまでは一時間ほど。空港で現地係員に合流後、そのままフェアバンクス郊外のロッジに向かった。

意外に遠い。1時間弱ぐらいも走る。完全な雪道だがこちらの人は慣れたもので、全く平気な顔をして車を走らせている。

この曇り空・・・、曇りはオーロラ観測には大敵だ。オーロラが出ても曇りではどうしようもない。だが、この雲は相当に分厚そう。係員さんに最近のオーロラ情報を聞いてみた。だが、聞くのでは無かった。なんと先週の火曜日以来ずっと曇りで、オーロラが全く出ていないらしい。どやら出足は最悪のようだ。

ロッジの洗面台

外観は確かにすごい

ロッジの部屋にて



アラスカ・オーロラ旅行記

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