31.山頂で
山頂でしばらく休む。登ってる人は多いがさすがにみんなへろへろになっている。ところがこんな山頂付近にまで段々畑と倉庫らしきもんがあるのだ。ひょっとしたらインカの人達ってほんとに宇宙人だったのかもしれない。この近辺の山の山頂付近にも遺跡が多いらしい。

山頂ではアイルランドから来たという女性がいた。世界各国から観光客が集まっているのだ。この女性がすごくって、僕が顔ひきつらせて写真をとった台の上で平然とカメラ持ってにこにこしながら写真撮ってる。やっぱり西洋人には勝てんなぁと思った。

下りは早い。半分走ってるみたいだ。一気に下って、往復1時間10分ちょっとだった。わりと早かったみたいだ。そのままマチュピチュに1軒しかないホテルで食事。ここは食事代も宿泊代も無茶苦茶高いようだ。味は普通だった。
余裕ありすぎのアイリッシュね〜ちゃん
この岩の上かなり怖い。ひきつるシド
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32.グッバイボーイ
下山のバスに乗車。ここで面白い見世物がある。「グッバイボーイ」と言って子供がバスと一緒に山頂をスタートし、ポイントポイントでバスに「グッバーイ ! !」と叫びながら下っていくのだ。

子供は別なルートで下っていくようだけど、それでもやはりものすごい体力がいるらしい。全力で走りながらそれでもあれだけの声を張り上げられる体力はほんとにすごいものがある。

一番下でバスに乗り込んでちゃっかりチップをせしめていくのだが、さすがに汗はかいてたので、同じ人間だと納得できた。もらったチップは学費に使ってるらしい。もっとあげればよかったかもしれない。

帰りも来た時と同じようにゆっくり電車は進んだ。疲れた体に電車の振動は心地よく、何時の間にか僕は眠ってしまったようだ。目が覚めたらすでに夜。空には南十字星が輝いていた。
33.クスコ最後の夜
ホテルまで送ってもらったところで、フェリペさんとはお別れ。今度はビルカバンバ探検ツアーに行きましょうと言いながら別れた。ビルカバンバとはマチュピチュよりさらに奥地にあるといわれている要塞。ガイド等では所在不明と言われてるが、フェリペさんは確認して何度かそこまで行ってるそうな。一週間ぐらいキャンプしながら行かないとだめだそうだ。

夜のクスコに繰り出す。日本人が経営してる店もある。「Pucara」っていうレストランや「Pedazo」っていう土産物屋さんなど。「Pedazo」のオーナーの女性はまだ若い人で愛媛出身だと言ってた。しっかりした女性で、「今年は愛媛に帰れそうです〜」と笑っていた。

最後に12面の石を確認してクスコ観光終了。最後の夜が静かに更けていった。
12面の石


ペルー・ブラジル

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