19.クスコの夜
その夜フォルクローレを見た。
誰でも「コンドルは飛んでいく」は知ってるだろう。あの曲に代表されるアンデス地方の民謡はフォルクローレと呼ばれる。ケーナやサンピョーナといった楽器でかなでられる哀愁を帯びたメロディーが特徴だ。
 
フェリペさんによると出演するバンドはなかなかの実力派らしい。フェリペさん自身も日本にいたとき仲間のペルー人達と東京のどこかの路上でフォルクローレをやっていたそうだ。それだけに演奏にもなかなかうるさようだ。

ダンスなども交えながら、演奏の方はだんだん熱を帯びていく。客も一緒になって踊っていた。国境を越えても音楽は通じ合う。人間って似ているかと思うと違うし、違うかと思うと似ている。僕はその場の熱狂をよそに一人離れたところでそんなことを考えていた。少し疲れていたのかもしれない。僕は相変わらず地球の裏側にいる。
21.聖なる谷へ
この日は近郊の遺跡から聖なる谷に抜けて行く。
昨日は少し雲がひろがっていたが今日は良い天気だ。

プカプカラ、タンボマチャイと、昨日のケンコー遺跡からそう遠く無いところにある遺跡を目指す。タンボマチャイは水の神殿のある遺跡で、数百年を経た現代でもどこからとも無く引かれてきた水が湧き出している。サイフォンの原理を応用しているらしい、なんと数キロ先から水をひいていると言われている。実はまだ水源がわかってない。

実は正直言うとここ(クスコ)に来るまで、インカといっても「たかが原住民に毛が生えた程度」と思っていた。だが違う。建築にしても水をひく技術にしても、すごすぎて現代人が再現できないのだ。この水は生活用水として今でも完全に現役なのであった。

当時は高貴な人々の水浴び場であったと言われている。
丸焼き予備軍
フォルクローレ・ショー
20.高山病に
翌朝起きたら高山病にやられていた。昨日は息苦しさ以外は特に体調に変化も無く、調子にのって動きすぎたのがいけなかったらしい。

強烈な頭痛が襲う。体を起こしたものの耐え切れずベッドに倒れこむ。頭痛薬を飲みながら、朝食を抜いて静かにしていた。

高山病は日本人なら3人に2人はなると言われているがこれがかなりやっかいで、頭痛以外にも消化不良、吐き気、悪寒などさまざまな症状を引き起こす。ひどいと旅の行程を台無しにしてしまうから、注意が必要だ。

幸いこのときは頭痛薬を飲んでじっとしていればだいぶ楽になったので助かったのだが・・・
ダンス!ダンス!
なかなかにぎやか
22.ピサックの町
ピサックの街は週に三度たつ市で有名だ。大して広くも無い広場は小さい露店であふれかえる。最近では観光客目当てになっているという話だったのであまり期待もしていなかったが、これがなかなか面白かった。野菜や穀物、新鮮な果物も多く、なにより活気がある。縁日っぽい雰囲気とでも言おうか。

珍しい果物(チイリモヤ?)や新鮮なオレンジジュースをいただく。やはり熱帯系は果物が美味い。

狭い路地を歩いていくと脇にパン屋があった。今しもパンをカマに入れて焼いている。焼き上がりを一つ買った。中に挽肉が入っていて美味。今思い出してみると、レストランで食べるより、こういった簡単な食べ物の方がはるかに美味しかった印象だ。

だが良い食べ物ばかりでは無い。ふとパン屋の一角をのぞくと巨大なハムスターのようなネズミが何匹かいる。すかさずフェリペさん「食べるとうまいのよ」。まさにそのとき先ほどパンを焼いていた窯で今しもネズミの丸焼きが出来上がったところ・・・・
市場のワンシーン
タンボマチャイ、中央付近に水が出ている
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ペルー・ブラジル

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