25.警察署で |
今日の昼は弁当だ。 村の警察の敷地内でいただく。 警察といっても、掘建小屋のようなものがいくつか建ってるだけのいたってのどかな建物で、緊張感など全くない。こんなところでは大した仕事も無さそうだ。 ほか弁のような入れ物にはいったそれは見た目とはうらはらに実にたっぷりな量で僕はすっかりもてあましてしまった。 食後にあたりを散歩していた僕に、小さい兄妹が近寄ってきた。珍しそうに僕を眺めているが、なかなかある一定以上近づいてこない。恥ずかしそうに逃げる妹をお兄ちゃんがつかまえて写真を撮った。右下の方の写真がそれだ。 |
26.地雷原を越えて |
トイレを借りたくなった。 ソニアンにその旨告げると、彼は近くにある別の施設で借りるように言った。 そこでは軍関係者らしき人達が屯していた。 ソニアンに聞くと、正確には軍隊では無いという。 この人たちは地雷除去を専門にしている人達。 さきほど石切り場で見かけた看板が現実味を帯びる。 そこにも地雷警告を示す看板が無造作においてあった。 僕の頭の中では、目の前のあまりにも平和な光景と、地雷とがどうしても結びつかなかった。今だってそうだ。 あそこにいた子供たちが一人も地雷で傷ついて欲しくない。ただそう願っている。 |
24.石切り場 |
遺跡の興奮も冷めやらぬまま、僕はかつてこれら壮大な建造物のための石を切り出したという石切り場に向かった。 石切り場は遺跡からそれほど遠くないところにあった。そこは石切り場の中では規模はかなり小さい方のようだ。 切り出し作業中のまま残っているものもあり、リアルさを感じさせてくれる。 ここでも子供たちが水浴びをしていた。どこへ行っても遺跡は子供たちのかっこうの遊び場のようだ。もしかしたら遺跡たちもそんな使われ方をする方が喜んでいるのかもしれない。 車に乗り込もうとしたとき、ふと何かが視線を横切った。目を上げた先には2枚の看板があった。 |
アンコールワットへ
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