30.土砂降りのジャングルで
さっきから僕の頭の中ではずっとドアーズの「THE END」が流れてる。
「地獄の黙示録か・・・、そういえばカーツ大佐はカンボジアに国を作ったんだっけ?」
でも、ここにはカーツ大佐もいなければギルゴア中佐もいない。
ましてサーフィンをやるような海など無い。

そう、ここは21世紀のカンボジアだ。

「俺は、カーツ大佐よりギルゴア中佐の方が好きだな。
ロバート・デュバルはゴッドファーザーのしけた弁護士より、切れまくってるギルゴア中佐の方がずっといかしてたぜ」

どしゃぶりの雨の中で
水の中の遺跡クバル・スピエンに向かうジャングルの中で、僕は少なくとも「ワルキューレ」をハミングする気分にはなれなかった。
29.雨降りやまず
雨降りやまず

夜半過ぎから降りだした雨は、見る間に滝のような土砂降りとなり、続いた。そして明け方になってもやまなかった。

最後の一日はこうして明けた。
滝があった
クバル・スピエン遺跡
ぬかるんだ道
無数のリンガが
車窓からの風景
ここにも精巧なレリーフが
31.雨をみたかい
クバル・スピエンは川の中にある。
ロケーションそのままに、水関係の神殿であったらしい。
このあたりはポルポト派が最後まで抵抗していたところらしく一般に開放されたのはまだ最近とのことだ。
雨の中では足場が非常に悪い。何度かすべる。だがふしぎなもので、こんなジャングルウォークも慣れてくるとだんだん楽しくなってくるから不思議だ。

僕の頭の中でかかっていた曲はいつしか「THE END」からCCRの「雨をみたかい」に変わっていた。

「でもあれもベトナム戦争の歌さ」
ジャングルにて
ジャングルにて
32.車窓から
今日のスケジュールは極めてタイトだ。車に戻ってくれば次はおなじみ、バンテアイ・スレイが待ってる。雨の中、疾走する車の窓から過ぎ去っていく村の風景を眺めているうちに、僕はこんな村の風景を撮ってみたい衝動を抑えかねていた。

牛をひいて田んぼを歩いている兄弟を見たときなど、発作的に 「ストーップ!!」と叫びそうになったぐらいだ。

いつか機会があれば、そういったゆったりとした農村風景をカメラにおさめてみたいものだ。
これも車窓から


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