4.日々の始まりに
早朝

まだ明けきらぬ空の下、車を走らせる。
めざすのはアンコールワット。
街からほんの数キロのところにあるアンコールワットまではなにほどもかからない。まだ眠っているかのようなアンコールワットがその姿をあらわす。

西塔門の内側は絶好の日の出ポイントだ。すでにたくさんの人が日の出を待ち構えている。僕も適当な場所に陣取ることにした。

ここからは5つの塔で囲まれた有名な中央祠堂がよく見えている。悠久の時に横たわるアンコールワット。朝焼けによく映えている。

やがて紫色の空に日が昇り始める。日の光が、大地をそしてこの悠久の建造物をゆっくりと照らし始める。

荘厳というには空気が少し浮わついていただろうか。もっともこれは観光客がかもし出す雰囲気であったのかもしれないが。いずれにしても、何気ない一日の始まりとはこんなものなのかもしれない。

あくまでも穏やかな太陽。ゆっくりと昇り始めていた。
夜明け前
5.アンコールの大きな門
アンコールトムはカンボジア語で「大きな町」という意味を持つ。アンコールワットのすぐ北側に位置する遺跡群だ。中心となる「バイヨン」をはじめこの区画だけでも数多くの遺跡が散らばっている。

朝食を済ませた僕は、まずこのアンコールトムに向かうことにした。

シェムリアップの街からアンコールトムに向かうには、にぎやかな街道をひた走り、アンコールワットの脇を通り抜ける。このあたりの交通はとてもにぎやかで、おなじみのバイタクと車の熾烈な道路戦争が展開されている。車ときたらクラクションを鳴らしっぱなしだ。穏やかな国の別な一面を見た気になる。

そうしているうちに車は南大門へとたどりつく。アンコールトムの南の入り口となるこの門はかなり大きい。上方の巨大な観音菩薩四面像は、その微笑がかえって強烈な威圧を与えている。 
太陽が少しずつ昇っていく
上の四面像の拡大。
南大門
6.人と神をつなぐもの
中心となるバイヨンは、クメールの覇者ジャヤヴァルマン7世によって建てられたものだ。絶頂期を誇示するかのように惜しみない労力を使って建てられたこの塔は、仏教による宇宙観をあらわしているそうだ。

二重の回廊を巡る。回廊には精緻なレリーフが細かく刻み込まれている。僕は、いつしかこれら壮麗な建造物が現役だった遥か遠い昔を思い浮かべていた。
スケール感がうまく出ない
「クメールの微笑」の前で
いたるところに彫りこまれたレリーフ群


アンコールワットへ

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