1.ハバナ
革命広場に隣接する、国父ホセ・マルティ記念館のホセのでっかい銅像(18m)とタワー。像はイタリアから運ばれた白大理石で作られているそうだ。タワーはてっぺんまで登ることができて、てっぺんから見下ろしたのが下の写真。偉大なるホセおじさんにしたって死後100年以上も建った世界に自分のこんなでっかい像が建ってるなんて夢にも思わなかったに違いない。銅像のホセは今日もキューバの将来について、考え込んでいる。
革命広場と内務省の壁いっぱいに描かれたチェの壁画。夜にはライトアップされるそうだ。キューバでは今でも英雄なのだ。ちなみに内務省は彼が大臣を勤めたこともある。

彼はもともとキューバ人では無いし、キューバにいたのはゲリラ時代を含めても10年に満たなかった。それにもかかわらずその勤勉で誠実な人柄から、キューバ人以上に愛された、

結局彼はここを安住の地とすることなく、さらに大きな夢を求めて旅立った。休むことなく理想を追いかけることは彼の性であり、それが結局彼の命を縮めることになった。

死後何十年も経ってやっと数年前、彼の遺骨は死地ボリビアから返還された。激し過ぎた戦いの記憶と共に、今は思い出多いキューバの地で静かに眠っている。
革命広場は中国の天安門広場に相当する場所だけに、さぞ立派なものだろうと思ったが、そこはキューバ。アスファルトのめくれかかってるようなところもある、だだっ広いだけの場所で、人もまばらだった。もちろんカストロの演説があれば数十万人の人でぎっしり埋まる。

タワーのてっぺんからは360度の展望が楽しめるので、ハバナ市街が一望にできる。海岸から内陸がわにどんどん広がっているハバナの街がなんだか生き物のように見えた。
キューバの識字率は97%。中南米では驚異的な数字だ。カストロは教育と医療には出し惜しみをしなかった。教養は文化を育てる。おかげでこの国の文化レベルは高い。サルバドール氏のような有名なアーティストがごろごろ転がってるのだ。

写真はキューバの誇るハバナ大学。シドのスペイン語の先生はここ出身なので、中を見てやろうと思ったが新年はお休みらしく、入ろうとして警備員に止められた。情報交換の場所としても使えるそうなので、場所はおさえておきたいところだ。
キューバ人に言わせればコンパイよりもっとすごい奴がごろごろいるという。この国の音楽熱をみているとそれもあながち嘘ではないなぁと思える。

そうは言ってもやっぱり声援の大きさはダントツだ。本来はハバナ市民のためのライブなのだが僕のように情報を仕入れてやってきた外国人と思しき人がかなりいた。写真撮影やフラッシュも自由なので、彼が演奏を始めるとものすごい数のフラッシュがたかれる。やりづらいのではと心配したが、慣れているのかまったく気にする様子もない。すぐ後にオマーラ・ポルトゥオンドも登場し、ブエナビスタの再現となった。当然「チャンチャン」と「グアンタナメラ」大いに盛り上がったとさ。
新年をハバナで迎えれば何か楽しいことがあるかと思ったシドの期待はもろくも崩れ、寂しい一夜を過ごすことになった。でもその代わり、1日夜には新年無料コンサートの情報を仕入れて、嬉々として出かけていった。

毎年1月1日には大規模な無料コンサートがいろいろ開かれるそうだ。ハバナ・ビエハにあるアンフィ・テアトルではトラディショナルな音楽やダンスを交えたステージが2時間ちょっと開催された。

目玉はやっぱりコンパイ・セグンドだ。お年よりのせいかトリでは無く一番アタマに出てきた。日本公演を見て以来だが、相変わらずの元気な姿だ。
海側の道はマレコン通りと呼ばれ、ハバナっ子のいこいの場所になっている。散歩する人、ぼ〜っとしてる人、話し込んでる人、釣りをしてる人、外国人にたかっている人、いずれにしてもひどくのどかだ

ここからはセントロ・ハバナの近代的なビル群がよく見えた。冬は波が高いことが多く、外洋に直接面しているこの道路には文字通り波が上から降り注いでくる。

革命広場に向かう途中の公園で、どこからともなくブラスの音が響いてくるので行って見たらバンドが練習をしてた。僕の近くで休んでた人が、彼らは今夜「カサ・デ・ラ・ムシカ(サルサのステージで有名)」で演るバンドで、練習をしてるのだと教えてくれた。

「カサ・デ・ラ・ムシカ」でやるならかなり一流のバンドのはずだが、ここはそんなに設備が整った国じゃないし、こんなふうに気軽に野外で練習してしまうところに親近感がわく。ここでは、のんびりやってるふうでも実際ステージに立つと激しいリズムで会場をダンス会場に変えてしまうのだ。

白いシャツの人は、カメラを構えた僕に気づいて手を振ってくれている。うれしかった。
ハバナで知り合ったRはバンドでパーカッションをやってるという。一緒に歩いてると「キューバ人は歩きながら歌うぞ、日本人は歌わないのか?」とマジに聞きながら大声で歌ってるいけた兄ちゃんだ。このRに「おもしろいぞ」と薦められていったのがここ。サルバドールというキューバじゃ名の知れたアフリカ系アーティストの作品で、ビルの壁やらそこら中一面アートしてる。ちょっと宗教入ってるらしいけどね。キューバはアートのレベルが高いってのは行ってみて初めて知った。もちろん音楽は言うに及ばずでね、やっぱ文化レベルって大事だと思う。

聞いた話ではここは日曜日あたりはサルサ会場になってみんなで踊り狂うらしい。
ハバナでの casa はなんと日本人宅。今回の旅行でいろいろとお世話になりました。キューバに住んで4年ぐらい。「ここで一生を終える気はないけど、のんびりしてるし、仕事もあるので、もうしばらくここに住むつもり」とあっけらかんにのたまうこの女性、なかなかつわものでありました。最初はキューバ人の casa の方がいいかなぁとも思ったけど、サンティアゴとかトリニダーの casa はイマイチだったし、場所もハバナ・リブレ裏手の便利なところ。情報の少ないキューバで、新年コンサートなどいろんな情報いただいたし、いろんな手配でもお世話になったし、ほんと今回の旅はこの人のおかげ、ありがとうございました。
   
@ハバナ(その他)


キューバ
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