1.ハバナ
カサ・デ・ラ・トローバは公営の音楽会館みたいなもんだけど、キューバ各地にある。一通り観光を終わってからぶらぶらと行ってみたんだけど、昼間でもいろんなバンドが出て演奏してる。なんせ国民挙げてミュージシャンみたいなお国柄だから、どんなバンドでもかなりの腕があるのだ。

お得意のコーラを飲みながら、近くにいたドイツ人のと一緒にライブ鑑賞。近くにいた人が踊れって言って来たけど、さすがに昼間で人もまばらな状態じゃねぇ。

そんなことを思ってると、太った女性がするするっと前にでていきなり踊り始めた。ここじゃ聞くことも踊ることも同じ感覚なんだなぁと思う。
あれ〜、さっき通ったときには何も無かったのに・・・。と思わずびっくり、ホテル・ラ・ロンダの近くでいきなり人だかりができて、でかい音楽が鳴ってにぎやかなサルサ・パーティーが始まってた。

さすがここもキューバ。静かに見えても街の人はみんなお祭り、音楽、ダンス好き。この日は土曜日だったからかな。シドも踊りはしなかったけど、しばらくぼ〜っと眺めてた。
日本からトリニダーまで一気に来たような感じで、さすがに長旅の疲れが出たのか、夕食を済ましたら、そのまま CASA に戻りそのまま眠ってしまった。隣のベッドのドイツ人は夕食前に戻ったときに一度会ったきりでそのまま夜中までずっと出ずっぱりだったようだ。

トリニダーも、もっとゆっくりしたかったが、わずか半日ばかりの滞在で今度はサンティアゴへ。いやなんともあわただしい。

朝起きたら、ドイツ人の青年は昨晩遅かったのかぐっすり眠っていた。起こすのもかわいそうなので、CASAで朝食をとってそのまま出てきた。
石畳の道とクラシックカー。ハバナとまた違った味わいだ。馬とオールドカーとゆったりした人々。

少し路地に入ると露天のみやげ物街なんかも出てくる。怪しい闇屋もいないし、とてもすごしやすいところだ。半日で十分だとかテーマパークみたいとか話は聞いてたけど、そこまで俗っぽい感じは無かった。ここにはハバナですでに失われてしまったものがある。今思うともうちょっとゆっくりしても良かったかもしれないなぁ。

キューバの博物館の展示物って、なかなかすごいと思うものには出会えないんだけど、ここ市立博物館もそのパターン。広い割には見所は少ない。その代わり、ポイント高いものがある。そう屋上からの眺め。このためだけにここは必見のポイントだといえる。

屋上からの眺めはすばらしい。街の反対側は逆光になるので、写真にはイマイチだったが、ず〜っと続く赤茶けたレンガ屋根がとても雰囲気がある。
左側はマヨール広場、奥に見える塔が反革命博物館、右側の建物がロマンティコ博物館、ロマンティコ博物館の右側にはサンティシマ教会があるという位置関係。

ロマンティコ博物館は革命前に住んでいた富豪の家で、革命時にそのまま逃げたので家財がそっくりそのまま残ったのを公開してるわけ。案内の人がついてくれていろいろ教えてくれたのだが、そりゃもう博物館になるだけあって、その調度品の数々がすごい。イタリアやフランスあたりを中心に世界中の逸品をまぁ見事なぐらいこれでもかと集めまくってる。砂糖で財を成したそうだけど、ほんと砂糖ってもうかったんだなぁとため息。

一番印象的だったのはトイレがやたらと広かったこと。10畳(もっとあったか?)ぐらいある部屋の中央にぽつんと便器が一つ。あれだけはイヤだなぁ。
奥の方に見えている塔は反革命博物館。今にして思えばここが革命洪水の始まりだったのだ。でもこのときは最初の博物館だったのでけっこう新鮮だった。さすがに革命関係というのはわかったけど、ここが特にアメリカの干渉やバチスタ政権といった革命に反対する勢力を扱った博物館だというのは後で知ったのだから、いかに展示物の内容を分かってなかったが良く分かる。

ここでは馬が普通に使われてる。街のペースもハバナと違いとてもゆったり。車もオールドカーだらけ。別に意識してるわけでも無いのだろうけど街あげてオールドシティが徹底してた。
さてトリニダー。日本でいうところの京都みたいな古い街。石畳が印象的だ。ここも世界遺産である。余裕があればプラヤ・アンコンとかインヘニオス盆地のような史跡も見たいが今回は時間がないので中心部だけ散策。これだと半日もあれば周れる。

casa を出た後も場所をつかめず苦労したが、地図にも載ってるホテル・ラ・ロンダを見つけたところでやっと場所を特定。そこからサンティシマ広場まで移動して、ここを起点に散策を始めた。写真はサンティシマ広場の横にあるサンティシマ教会。堂々たる建物と抜けるような青い空が印象的。中には入らなかった。
ハハバナ−トリニダー、トリニダー−サンティアゴとキューバ縦断にフルに活用したviazul社のバス。冷房もトイレも着いてるボルボ社製の近代的なバスで、限りなく外国人用。

映画にもなっちゃうぐらい(「バスを待ちながら」)悪評高いキューバ国内移動で、えらく快適で申し訳ないぐらい。8時過ぎに出発したバスは途中短い休憩やシエンフエゴス他いくつか停留所を過ぎた後、ほぼ定刻どおり昼過ぎにトリニダー着。シエンフエゴスには行きたかったが、到底時間が足りないので今回はパス。
トリニダーで降りて、観光より先にその日の宿探しを始めた。ホテルなんて高くて泊まれないので当然 casa をあたる。バスのターミナルの場所が地図上で特定できず、街の中心サンティシマ広場がどこにあるかさっぱりわからない。

ふらふら歩いていて、たまたま兄ちゃんに声をかけられた。そっちの方を見たら子供が遊んでたし、太鼓たたいて楽しそう。しばらく歩いて疲れ気味だったので、まぁいいかとあっさりそこにした。

ちょうど、写真のドイツ人の兄ちゃんが長期滞在中で、部屋をシェアすることにした。おかげで部屋代は7ドルで済んだ。ラッキーかも。
   
Aトリニダー


キューバ
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