1.ホテルが・・・無い |
無い、どこにも無い、 ホテルが無〜い ! ! と、のっけから悲鳴で始まったのだった。 ミラノ、マルペンサ空港に着いたのは夕方6時ごろ。 天気も良くって、さぁさ憧れのヨーロッパ♪となかば鼻歌交じりで、中央駅までの特急バスに乗り込み、一気にミラノ中央駅に出現したまでは良かった。 さぁ〜ホテルに荷物おいて有名なドゥオーモ広場でも見に行くか〜と駅から近いはずの予約しておいたホテルを探し出したんだけど・・・無い。どこをどうやっても無い。地図がいいかげんだったのだ。 「グラツィエ」「ボンジョルノ」以外まったく知らないイタリア語ながら、道行く人のなかでなるべく人の良さそうなのをつかまえては地図と住所を点指して聞きまくった。おおイタリア人なかなか良い人達だ。みな親切に教えてくれる。しかし言ってる事がばらばらだ・・・。同じところを何度も往復させられながら結局最後に頼ったのはその辺に山のようにあった別のホテル。さすが同業者、即答だったね。「そのちょっと先」 ホテルは駅から100mもいかないところにあったのだ。 |
2.おお、順調だ!! |
緯度が高いせいであのへんじゃ、夜8時ぐらいまで明るいんだ。でもさすがにもう真っ暗だった。いちおう地下鉄の入り口までは行ったんだけど、翌朝早かったし、結局出かけるのはやめにした。別の機会にまた来ればいいもんね。近くのピザ屋さんで晩飯を食いホテルに帰って寝た。ピザは思ったほど美味くなかった。 翌朝早く、ホテルをチェックアウトし、同じくミラノ中央駅から今度はリナーテ空港へのバスに乗った。マルペンサは最近出来た空港なのに対しリナーテは昔からある空港。現在リナーテからマルペンサに比重を移してるところなんだけど、ヨーロッパ便や国内便はまだまだリナーテが多いそうだ。 朝早かったんで国際線のほうはそれなりに人がいたけど、国内線は閑散。おかげであっという間にチェックインも終わりあとは出発までぼーっとして8時の飛行機は予定通りに離陸した。 その後は最初の混乱がウソのように順調。ローマ乗り継ぎもスムーズスムーズで、昼過ぎにはあっという間にマルタ島に到着してましたとさ。おっと空からみたシチリアやマルタ島もきれいだったぞ〜。 |
3.日差しがしみる! |
空港に降りた瞬間、吹き抜けてゆく風と青い空とそして・・・ぎらつく太陽、強烈だ。そうここはもはやアフリカにも近い。 あまりにもあっさりと通関をパスし、出てきたその足で空港内のインフォメーションに入り、まずはネタあさり。こっから先は行程、ホテル等な〜んにも決めてない。おまけに行き先すら一週間前に決めただけあってかなり準備不足だ。今夜の宿をさがさにゃならん。 インフォメーションのおやじは親切で、ホテルのネタ、値段、観光パンフ(日本語のもあった)などいろいろくれた。ここでもらったB5版ぐらいの地味なバスのルート図はやたらと詳しくて後でとても役にたった。どこのインフォメーションでもおいてると思うのでバス旅行の人はぜひ入手を。 飛行機は満席に近い状況だったけど、ヨーロッパ人旅行客も公共バスを使おうなんていうのんびりした人は少ないらしい。バスを待ってたのは僕を含めて10人ほど。20分〜30分ぐらい待ってたけど全然苦にならなかった。すでにとても風が気持ちよかったんだ。 |
4.さっそくバスに乗って |
マルタ島じゃすべてのバスはヴァレッタ始発でヴァレッタに帰ってくる。空港に来たバスは見事におんぼろで、東京なんかでみたらきっとひいちゃうんだろうと思うんだけど、ここじゃ不思議と気にならない。すごい溶け込んでるんだわ。 おなじみオレンジ色のバスはのんびり走り出した。途中いろんな街を走り抜けて、地元の人を拾って、そうすでに時間はとてもゆったり流れてた。 |
マルタ共和国の旅
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