35.メーデーのパレード |
なんだか中央のリパブリック通りが騒がしいので、行ってみて驚いた。パレードをやってるのだ。こりゃすごい人だ !! 大して長いストリートじゃないんだけど、パレードカーが通り過ぎていく。僕もお祭り嫌いじゃないんだよね。なんかわけも無くうれしくなって、その辺をかけまわってしまった。 シティ・ゲート脇のフリーダム広場ではステージが設置され、歌やダンスが繰り広げられている。どっちかというとおとなしい感じのするマルタの人たちがこんなに盛り上がってるのを見るのは新鮮。→パレードのショット集へ |
36.シド写真屋さんになる |
パレードの合間を行ったり来たりしながら、写真撮ってると急に肩をたたかれた。振り返るとおばさんで、どうも自分の写真を撮れと言ってるみたいだ。 そんなことならお安い御用。 さっそく一枚撮ってあげたよ。あとで送ってあげると住所を聞いたら地元の人だった。そういえばカメラ持ってる人をほとんど見かけないなぁ。そういう国民性なのかな? 最後は偉い人の長ったらしい演説が延々と続いたので、シドほどほどで撤退させていただきました。 でも、お祭りとなるとはみんな開放的になるようで、シドも写真撮りやすくって助かりました。→ショット集へ |
37.なんとなくシチリア |
木曜日、朝から曇天 マルタの旅もいよいよ後半。といいつつ今日だけはシチリアの旅。この頃になるとかなり疲れてて朝5時起きは地獄。眠たい目をこすりながら前日一緒に手配してあった送迎の人を待ったのに、5時半になっても、いや6時を過ぎても来る気配無し。シチリア行きのフェリーは7時出航だし出国審査もあるのでだんだん焦ってきた。ついに6時半になり、連絡先として聞いていたその運転手の電話番号も通話中で、こりゃだまされたかと、すっかり気を落としてたんだけど、そしたらやっとこさ来た。まったく気をもませる。 ヴァレッタの港まではあっという間。 着いたらたくさんの人が小さい建物の外まではみ出して並んでる。後でわかったんだけどこれがほとんどシチリアへのツアー参加客だったんだな。実は前日旅行会社で「何人ぐらい参加するんだ?」って聞いたらオヤジ「200人ぐらいだ」って答えたんで、あ〜ホラふいてやがると思ったんだけど、ありゃホラじゃなかったんだ・・・ |
38.高速船 |
高速フェリーに乗って2時間弱。あっという間にシチリアのポッツァーロに到着だ。一つ誤算があった。この高速フェリー、高速のせいか外に出れないのだ。よって海風にあたることができません。船旅としちゃ魅力半減だね。 またポッツァーロというところ、何も無い。港周辺は見事に何も無い。ツアーだからいいけど、これ一人だったらどうするんだろうと不思議だ。 港にはこのツアー用にバスが6台留っていた。ここから言葉によってツアー参加者が振り分けられる。最初の3台はロシア語で1台はスペイン語、1台はイタリア語、1台はフランス語とその他の人。英語はオールマイティーでどこでもOK。ロシア人がそんなに多いのかとちょっと意外。日本人は僕以外に夫婦が1組いたんだけど目をあわせようとしなかったのであとは知らんぷり。 ポッツァーロのカフェのようなところで朝食。ここから先はバス単位でばらばらで、特に連絡をとりあうことはしないらしい。 |
39.エトナ山へ |
エトナ山、ヨーロッパ最大の活火山。 名前ぐらいは僕でも知ってた有名な山だ。現在でもさかんに活動していて、標高は富士山より300mほど低いんだけどこれが噴火の度に変わるらしい。 バスは東シチリアを強引に北上し、シチリア第2の都市カターニアを過ぎて一気に山登りに入る。何せ危険な山なので登れるのは1900m付近まで。そこから先は専用の小型バスでしか登れないのだけど(たぶん、インフォメーションの人談)、我々に与えられた自由時間は1時間だけ。とうてい無理というわけで、近くにあった小さい丘に登ってきました。そこも砂地でかなり歩きにくかったけど。 僕達が行った日の火山は平静だったようで、話に聞く噴火や溶岩弾が飛んでくることは無かった。溶岩流につぶされた家なんかもあって生生しいけど、これについては、最近有珠山でもっと壮絶なのを見てるのでそれほどぴんと来なかったな。さて昼飯もそこそこに我々は再びバスの人になりましたとさ。 |
マルタ共和国の旅
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