3.文学のこみち
千光寺公園から千光寺に通じる道は文学のこみちと呼ばれている。1kmほどの緑に囲まれた散歩道のいたるところに文学碑が立っている。芭蕉、正岡子規、志賀直哉、林芙美子など、尾道に縁の深い作家達の碑が25ほどもあるという。

緑の中を歩くのはいつだって気持良いものだ。道の途中で千光寺公園に上っていくロープウェイの姿が見えた。
4.志賀直哉旧宅あたり
志賀直哉は日本最高のストーリーテラーであると思う。淡々とした語り口、冷徹な観察力、だがなんともいえぬぬくもり。およそ小説に必要だと思われるすべてがそこにある。

志賀直哉がここ尾道に滞在していたはわずか半年ほど。三軒長屋の一角を借りたささやかな住まいだった。だが、彼はこの地で、名作「暗夜航路」の着想を始め、充実した時間を過ごしていたようだ。「暗夜航路」の中にも尾道における当時の生活そのままの描写が登場する。

物質文化に慣れてしまった僕には、貧しいけれども精神的に充実していたであろう瞬間を持っていた当時の直哉がうらやましくてならなかった。
文学のこみち入り口付近
こみちの途中で
林芙美子の歌碑のあたり
志賀直哉の旧宅
そばにあった雰囲気の良い喫茶店
志賀直哉の資料を持つ喫茶店
細い小道
直哉の旧宅からみた海
千光寺の塔からみた街並み
直哉の旧居に通じるあたり
尾道・倉敷


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