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イエメン 2006年4月29日(土)〜2006年5月7日(日) 5月2日(火)(ハドラマウトは続く) | ||
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サンライズを見る | ||
翌朝、マイケルのセッティングでサンセットでは飽き足らず、サンライズまで見に行った。だが、そんな早朝から町並みを見に来る馬鹿はいないらしく、見事に誰もいなかった。 OKANO 丘のあたりでは、人間の代わりに野犬がうようよしていた。「歩き方」では、この国の野犬は狂犬病を持っていると脅していたので、かなりびびりながら、とりあえず昨日の丘まで登ってみたが、すでに陽は出てしまった後で、ふりかかる眠気とやたらとむなしさだけが残るサンライズ鑑賞となった。登ってしまった以上これ以上いてもしょうがないし、野犬がイヤなので、早々に退散。 サユーンのホテルに戻って朝食を食う。このホテル値段はめっぽう高かったが中身は別段たいしたことは無かった。市街地からも遠かったし。だけど、ここに来て初めて、広い部屋でくつろげた。ホテルなんて寝られれば何でもいいなんて言うけど、やっぱりゆったり過ごすことも大事だと思った。トシかねぇ。 |
サンライズ |
サユーン | ||
ホテルをチェックアウトし、そのまま市街に出てサユーンの街を見て周る。サユーンはこのあたりの中心なので、街もまずまず大きい。 ハダルマウト地方というのはサナアと比べて圧倒的に標高が低く、「アラビア半島たるものこうでなくてはいかん!」と、あたかもアザーンのように、強烈な日差しが降りかかってくる。朝方といってもすでに十分あちい。逃げるように現資料館、過去宮殿に入る。このあたり紀元前のシバ王国の流れを汲むエリア、当然いろんなものが出土しているので意外に興味深い。ただ、意味もなく上階まで資料室があるので、登るのがめんどくさい。 サユーンといっても、アブドラの案内してくれたのはここだけ。相変わらずコミュニケーション不能なので、そのままとっととタリムの町に移動。 |
サユーンの宮殿 |
タリム | ||
タリムの町で |
タリム、サユーン、シバームとセット販売が多いが、距離は意外と離れてる。タリムは見所としてそんなにあるわけでは無いし、3つの街のうちどれか一つ切るといったら真っ先に切られそうなところだが、意外にも僕はなかなか気に入った。そんなに愛想がいい街じゃなかったが、変に観光客に媚びないというか、なんとなく町全体に毅然としたものが感じられた。 砂漠の中の異邦の町といった雰囲気が良く出ているので、何か見所を求めるのではなく、ただ歩いて雰囲気にひたればいい。そんな感じのところ。 アブドラ(運転手)にはよくわからん資料館みたいなところに連れて行か れたが、別に見るほどのもんは無かった。 すでに昼過ぎ。灼熱の太陽の下をあてもなく歩く。立ち上る陽炎。ここはアラビアの大地だ。 |
再びサンセット | ||
シバーム旧市街 |
昨日の宿はイマイチだったので、別の宿を探す。トシのせいか、近頃だんだんこらえ性がなくなってきて、あんまり貧乏臭いところは嫌だったので、「歩き方」にのっていたアッサラームホテルにした。かなりぼろかったし、街からもけっこうあったが、そこそこきれいにしてたし、あの値段を考えるとまずまず良いのでは。 宿でうだうだして、夕方には再びシバームにサンセットに出かけた。旧市街も少し散策したが、石を投げてきたり、さわりに来たり(with 悪意)と、どうもここのガキどもはダメダメの道を歩んでる。どうせならタリムの毅然さがほしいところだが、旧市街は観光資源としては確かに相当な魅力があるので、観光地宿命の転落路線は避けられないだろう。そういう意味では少しでも早めに行っときたいところだ。まぁイエメン全体に言えることだが。丘の上では日本人の若者の集団が来たので挨拶したが、愛想悪かった。ま、僕とは違う人種ということだ。 晩飯はアブドラに良いとこ無いかって聞いた(つもり)だったが、昼と同じところにつれて行きやがった。見た目はわりとかっこいい兄ちゃんだったが、やる気ないし、ありゃサギに近い。 |
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