28.人の心
普通のカンボジアを少しだけ感じることができた。
ベンメリアに向かう道沿いの村々の風景は現在のカンボジアの風景だったし、ベンメリアも全く観光地化されていない素朴な村だった。

遺跡の風景よりも、そんなふうな自然な人々の生き方に強くインスパイアされている自分に気付くのに、それほど時間はかからなかった。

この国の復興は始まったばかり。傷跡は確かに深い。プノンバケンの丘でたまたま中年のガイドと話してたが、このガイドからはベトナム戦争以前の良かった頃の時代の話がしきりと出てきた。でも後ろ向きでは何も始まらない。

確かに借金まみれの財政状況だが、国土自体は決して貧しくは無い。出会った子供たちの目はいつも輝いていた。少しずつ着実に歩いていって欲しいと、プリア・カンの帰りの参道を歩きながら一介の旅人は思っていた。
男性器と女性器をあらわしている
27.聖なる剣とともに
シェムリアップに戻ったのはまだ14時過ぎだった。 特にこのあとの予定が無かった僕は、せっかくだからと人気のの高いプリア・カン遺跡に行ってみることにした。

プリア・カンとは「聖なる剣」の意味である。その名は、もともと戦勝記念に建造され、その際に剣を奉納したことに由来する。当時の王ジャヤバルマン7世の父の菩提寺でもあり、繁栄ぶりは相当のものだったらしい。

内部は噂どおり崩壊がすすんでいる。立ち入り禁止地域も多い。そこに当時の繁栄のおもかげはみじんも感じられない。しかしアンコールワットに比べると人も少なく落ち着いた雰囲気と、崩壊状況が微妙な無常観を感じさせ、全体を静寂感が包んでいる。

ひっそりと、夕刻の日差しを浴びながらたたずむその姿には深い感銘を受けた。好きな遺跡の一つだ。 
王族しか入れなかったといわれる建物。ヨーロッパの影響が入っている
ベンメリア遺跡の1コマ
入り口付近のガルーダ神
プリア・カンの遺跡で
石切場で泳ぐ子供
ベンメリア警察の近くで
聖剣を収めていた場所
容赦ないガジュマルの木々
石切場でみた看板


アンコールワットへ

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