1.ハイジのこと
  ハイジを紹介しておかねばなるまい。

今回の旅において重要な役割を果たしてくれたこの人は、もちろんアルプスの山中でペーターと一緒にヤギのユキちゃんと遊んでいた女性とは違う。正式にはアデルハイドというのだが、ま、つまるところドイツ語名前ではよくある名前なのかもしれない。もちろんアルプスのハイジも正式にはアデルハイドで、作品でもそう紹介されている部分がある。

おそらくほとんどの方は意識にも無いと思うが、この女性はスペインの記録でも登場する。そう、スペイン語学校で同じクラスにいたオーストリア人のハイジなのだ。1ヶ月なんてスペイン語をマスターするにはぜんぜん十分じゃないが、こうやって人のつながりが出来たことは一生の宝になる。アニメと違って、ちょっとトシ食ったおばちゃん(ごめん)だが、今回の旅を一番喜んでくれたし、仕事の合間をぬって可能な限りウィーン散策につきあってくれた。全世界的にやはり友は大事なのである。
3.ヴァッハウ渓谷へ
  特別どこに行くというのは決めてなかったが、車がある、ウィーン市内は後日歩いてでも周れる、オーストリアは初めて、なんて条件をコンピューターにインプットして答えをはじき出したら7〜8割方はこういう答えになるだろう。そして僕たちはその通りにした。そう、ヴァッハウ渓谷に向かったのだ。

ヴァッハウ渓谷は世界遺産にも指定されているドナウ川沿いの渓谷で、渓谷沿いの町ごとに見どころがあり、ドナウ川下りでも有名な人気スポット。ウィーンから車で1時間ぐらいだ。

最初はメルクの町へ。修道院で有名な町だが、さすが有名なだけあってでかい。完全に町の許容量オーバーといった感じだ。ほとんど修道院の中に町があるといっても良い。

この日は日曜日でしかも天気も良かったので、たくさんの観光客がいた。展示物はドイツ語なのでなじめなかったが、テラスからのドナウの眺めはとても良い。また、ここの見どころの一つ図書館は数もすごいが、それが圧倒的に整然と並べられている様は感動的ですらある。見本で広げられた本を見たがラテン語でとても読めそうなシロモノではなかった。

付属の庭園にも足を伸ばしたが、こちらもよく手入れされており、天気が良かったこともあって、なかなかいけた。

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2.再会
  この日は日曜日。朝目覚めたときは、まだかなり疲れが残っていた。だが、土日で無いとハイジにも仕事があり、無駄には過ごせない。

すでに10時を過ぎていた。ホテルの近くの公衆電話から電話をした。これから来てくれるという。近頃出発前の予習をあんまりしないのが、「慣れ」というものの生み出す弊害だが、よくわからないまま目の前にあったカフェを待ち合わせ場所にした。ずいぶんベタな名前だと思ったが実は超有名なカフェだと知ったのは後のこと。

その「カフェ・モーツァアルト」の前で、待つこと数十分。目の前の小さな広場は団体ツアーの発着場になってるらしく、多種多様な人種のツアーが出発していく。そんな団体さんをぼけ〜っと眺めていたら、突然クラクションが鳴った、ふっと下方を見たら、目の前の車の中で懐かしい顔が笑っていた。

2004年5月2日(日)
3.シュピッツ
  船下りが定番だが、僕たちには車があるので、陸路を移動する。ドナウ川を渡ってたどりついたシュピッツは、小さいが雰囲気の良い町だ。ここで少し遅い昼飯にした。

屋外のテーブルで食ってると、突然驟雨が。さっきまであんなに晴れてたのだが。ハイジいわく「4月の天気は変わりやすくて有名」。まだ4月をひきづってるということらしい。一気に豪雨になってしまい、あわてて屋内に飛び込む。しょうがないのでコーヒーなど飲んで少しゆっくりしていたら、今度はあっという間にやんでしまった。全くもって人さわがせな天気である。

食後はシュピッツの町を少し散策。オーストリアは至るところにワインの産地があるようだが、ここヴァッハウ渓谷あたりも白ワインの産地として有名。日曜日のせいかワインの試飲会みたいのをあちこちでやっていて、気に入ったらその場で買える。ハイジも一本買っていた。

特別何があるわけでもなかったが、ヴァッハウの中ではここで過ごした時間が一番印象に残っている。

4.デュルンシュタイン、クレムス
  デュルンシュタイン、クレムスへ。リチャード王の幽閉伝説で有名なデュルンシュタインは、ヴァッハウ渓谷の風景でも一番有名。ちょうどいろんな資料館の閉館時間で、町の中を散策するだけになってしまったのは、ちょっと残念。僕の、山を見るとすぐ登りたくなる習性はここでも健在で、ケーリンガー城を見てむらむら闘志が湧いたが、時間的にちょっと厳しかったので泣く泣く諦めた。

ホテルも何軒かあるようなので、このあたりで泊まるのも風情があって良さそう。いつかトライしたいものだ。

オーストリアの夜は日本よりは遅いが、それでもクレムスの町に着いた頃にはだいぶ夜の気配が忍び寄ってきていた。この日周った中では一番大きな町だったのだが、日曜日で商店街のほとんどは閉店状態。そんな中を少し散歩したが、天気も今ひとつでさほど実り無し。カフェでお茶して帰途についた。

最期の方はかなりあわただしくなってしまったが、それでもウィーンに戻った頃にはすでに20時過ぎだった。

シュピッツの町で、手前の人がハイジです。
グロリエッテから見たウィーンの風景
修道院の一部
庭園の一部
村をのんびり走る電車
聖堂参事会修道院教会の塔を見ながら
ドナウ川は静かに流れる
村を散策中

ウィーン

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